実家の片付けで出てきたコードレス掃除機。長いから粗大ごみ、と予約する前に、電源のほうも見てください。充電して使う製品なら、本体とは別に確認したいバッテリーがあります。
環境省は2026年10〜12月に、リチウムイオン電池による火災防止強化キャンペーンを実施しています。家じまいでは、掃除機のほか、モバイルバッテリーや充電式工具なども一度に出てきます。「何の製品か」「電池を通常の操作で外せるか」「電池が傷んでいないか」を分けて調べると、回収先を探しやすくなります。[1]
掃除機の大きさと、電池の回収方法は別に調べる
まず型番を読み、メーカーの取扱説明書で、電池の有無と交換方法を確認します。着脱式なら、説明書にある通常の方法で取り外します。内蔵型をこじ開けたり、電池パックを分解したりして、回収できる形に変える話ではありません。
次に自治体のごみ分別検索で「掃除機」を調べ、同じ自治体の「充電式電池」「電池が外せない小型家電」の案内も読みます。本体の区分だけ見て袋へ入れると、電池の条件を見落とします。メーカー独自の回収がある場合も、その製品の対象条件を確認します。
片付け業者に任せる場合は、見積りの段階で電池入りの製品があると伝え、誰がどの回収方法で扱うかを聞きましょう。家の中を一度に空にする日程でも、すべてを同じ回収便に乗せられるとは限りません。
横浜市と大阪市でも、出す場所が違う
現在の公式案内を比べると、「電池は自治体で集めない」「燃やすごみの日なら一緒でよい」といった覚え方は、どちらも当てになりません。次は家庭から出す場合の例です。
| 確認するもの | 横浜市 | 大阪市 |
|---|---|---|
| 通常の充電式電池 | 電池類として週2回収集。燃やすごみと同じ日でも、別の透明・半透明袋にする | 環境事業センターへの持込み、または訪問回収の申込み |
| 膨張・破損した電池 | 集積場所には出さず、区の資源循環局事務所へ持込み | 市の回収対象。持込み時は回収ボックスへ入れず、職員へ手渡す |
| 電池が外せない製品 | 小型家電の専用案内へ。寸法によって粗大ごみになる | 市が示す普通ごみの大きさの範囲なら、本体ごとの回収対象。大きい製品は別途確認 |
出典:横浜市「電池類」(2026年9月7日更新)、大阪市の充電式電池等の回収案内(同年7月8日更新)。集積場所と持込み窓口を取り違えないようにします。[2][3]
掃除機は棒状で、本体や取り外した部品の長さもまちまちです。上の「電池が外せない製品」の欄だけで、自宅の掃除機もそのまま対象だと決めず、寸法と型番を伝えて確認してください。
お店の黄色い回収缶も、何でも入る箱ではない
家電店などにあるJBRCの回収は、自治体の回収と同じ範囲ではありません。対象メーカーや電池の種類などの条件があり、膨張・破損・水ぬれしたもの、分解された電池パックなどは対象外です。リサイクルマークだけ見て判断しにくいときは、JBRCの排出方法と対象外品の案内を読みます。[4][5]
同じ建物の中でも、市の窓口が受け取るものと、JBRCの回収缶に入れられるものが違う場合があります。「区役所に持ってきたから、この箱でよい」と自己判断せず、傷んだ電池は状態を職員に伝えるほうが確実です。
問い合わせるなら、写真と寸法まで用意する
自治体やメーカーへ聞くときは、製品名・型番、全体の寸法、電池が外れるか、膨らみや傷があるかをまとめます。型番のラベルと製品全体の写真があれば、電話で呼び名が通じなくても、案内に沿って説明し直しやすくなります。写真を撮るために傷んだ電池を押したり、再充電したりはしません。
端子の絶縁など、排出前の処置も回収先の指示に従います。横浜市の通常の電池類の案内には使い切りと絶縁の指示がありますが、それを傷んだ電池へ自己流で適用して、無理に放電させることは避けます。[2]
家じまいは、捨てるものを決めるだけでも一仕事です。それでも充電式のものだけは、最後に大袋へまとめる前に脇へ分けておきたい。片付けを一日で終えることより、次の回収工程で困らない分け方にすることが、結果として作業を進めます。


