実家の内覧日が決まり、久しぶりに庭を見ると、枝が玄関への通路をふさいでいる。家の中は片付けたのに、庭だけ時間が止まったまま。そんなとき、近くのシルバー人材センターへ頼めば間に合うでしょうか。
横浜市シルバー人材センターは、剪定の繁忙期に1〜3カ月待つ場合があり、希望日の3カ月前を目途に申し込むよう案内しています。来週の内覧が決まっているなら、まず対応日と作業範囲を確認し、難しければ造園業者など別の依頼先も探す。予約を入れただけで「庭の準備は完了」と数えないのが出発点です。[1]
10月も混み合う時期。見積りの連絡と作業日は別
公式案内では、剪定の繁忙期は5〜7月と9〜12月。木の種類によって対応できる会員が限られることもあります。申込みから1週間を目安にあるのは、見積りに向けた日程調整の連絡で、1週間で剪定が終わるという意味ではありません。見積りへの了承、契約、作業日調整と進みます。[1]
不動産会社には、写真撮影日と最初の内覧日を聞いておきましょう。締切が二つあると気付くだけでも、相談の仕方が変わります。「できるだけ早く」より、「撮影は11月○日、その前に通路を確保したい」と伝える方が、可否を確かめやすくなります。
剪定・除草・伐採は、同じ「庭の片付け」ではない
横浜のセンターでは、高さ3m以上の木、伐採・抜根、植替え、消毒・除草剤散布、安全を確保できない斜面等は剪定の対象外です。市外の作業も受けていません。下見の結果、難しいと判断される場合もあります。[1]
除草は別のメニューで、基本は手作業による刈込み。草を根から取り除く作業とは案内されていません。こちらも繁忙期には待つことがあり、危険な場所や除草剤散布等は対象外です。「木を短くしたい」「草を刈りたい」「木そのものを撤去したい」を分けて伝えます。[2]
高木や伐採、急ぎの作業なら、その内容に対応する造園業者等へ相談する方が段取りを組みやすくなります。価格の優劣は、同じ作業範囲・処分方法・期限で見積りを比べてから。高い木の写真を撮るために、自分で脚立へ上がる必要はありません。
料金を見るときは、枝を「誰が処分するか」まで
剪定の案内額は1日1名16,000円程度から。事務費と交通費を含み、必要に応じて材料費・振込手数料が別途かかります。脚立・三脚を使う場合は1作業2,800円の負担も案内されています。これは横浜の取扱例で、全国相場や庭一式の確定料金ではありません。[1]
切った枝や刈った草はまとめてもらえても、原則として処分は依頼者側です。業者による処分を頼む場合は別料金。会員による集積所への搬出処分は受け付けないと明記されています。「枝がきれいに一山できたけれど、遠方に住む自分では動かせない」では困ります。見積りで次をそろえてください。
- 何人で何日作業する想定か。追加作業は、誰の了承後に行うか。
- 枝・草をどこへまとめるか。搬出と処分を頼めるか、その料金。
- 道路や隣地に張り出した枝への対応と、立入りが必要な範囲。
- 下見・当日の立会い、雨天時の日程、鍵や門扉の扱い。
申込み前に、庭の情報を一枚にする
剪定の公式申込ページは、備考欄に木の種類・作業場所・連絡の取りやすい時間帯を記すよう案内しています。次のメモは、それに加えて編集部が整理した相談用の項目です。写真の送り方や、分からない樹種の伝え方は担当者へ聞いてください。
庭の相談メモ(編集部作成)
作業する家の区・住所/相談者との関係:__
希望作業:剪定・除草・伐採等/木の種類と本数:__
およその高さ/地上から撮った庭全体と通路の写真:__
写真撮影日・内覧日/作業できる期間:__
立会い・門の開閉/連絡可能な時間:__
枝・草の搬出処分も頼みたいか:__
担当事務所は、横浜市の担当エリア一覧から、作業する家がある区で確認できます。自分の今の住所ではなく、実家の所在地で探しましょう。[3]
庭を整える目的も伝えておくと、優先順位を相談できます。「全部を作り替える」より、通路、玄関前、窓をふさぐ枝の順で必要な範囲を見積もってもらう、という考え方です。売れるまでの見回りも必要なら、単発の剪定とは別に管理方法を決めておきましょう。


