遠方に住んでいて、高松の実家まで毎月帰るのは難しい。売却までの間だけでも誰かに外から見てもらえたら、と思って探すと、ふるさと納税の返礼品にも空き家管理サービスがあります。ただ、申し込みボタンを押せば、すぐ作業が決まるわけではありません。
高松市は、シルバー人材センターによる庭の除草・清掃と、外観見回り1回分を紹介しています。市の案内も返礼品の説明も、寄附前にシルバー人材センターへ相談することを求めています。まず確認したいのは節税額より、自分の物件で、必要な日に、必要な作業ができるかです。[1]

市の紹介と、いまの受付状態を両方見る
市の紹介ページでは、庭の除草・清掃は寄附6万円、外観見回り1回は1万9,000円と案内されています。これは寄附額で、通常の作業料金表とは区別します。
10月20日に市のリンク先であるさとふるの外観見回りページを確認すると、申込欄は「受付期間外」でした。説明欄に通年の記載があっても、その場で受付できるとは判断できません。再開時期や別の申込方法は未確認です。この記事は、現在すぐ寄附できる返礼品として勧めるものではありません。[2]
電話で伝えるのは、所在地と、してほしい作業
寄附前の相談先は高松市シルバー人材センター(087-831-9410)です。「高松市内の空き家を売却予定で、外観の見回りを検討している」と伝え、所在地と実施したい時期を知らせます。[3]
返礼品の説明では、事前に現地確認し、実施可能の連絡後に寄附する流れです。受付中か、建物へ安全に近づけるか、通常の有料依頼で対応できる作業があるかも聞けます。電話での個別確認は今回行っていないため、実際の受注や日程を保証することはできません。
外観見回りは、住宅診断や室内管理とは別
返礼品ページが示す内容は、瓦・外壁・雨どいなどの建物外観、草木、塀の目視確認と、報告書・写真の送付です。実施する会員は特定の資格を持つ専門調査員とはされていません。有効期限は発行後1年間と案内されています。[2]
雨漏りの原因調査や建物の安全性の判定、室内の換気・通水、台風直後の緊急訪問まで含むと受け取らないようにしましょう。必要な作業を書き出し、含むもの、別途相談するもの、対応できないものを分けて確認します。見回りの写真が届いた後、修繕を誰に頼むかも考えておきます。
引渡日が決まった時の連絡先も、先に決める
売却が思ったより早く進めば、作業予定日にはすでに他人の家になっているかもしれません。鍵や立入りの扱い、日程変更、取消し、寄附後の取扱いは、申し込む前に聞いておきます。見回り担当者と仲介担当者の連絡を、どちらが取り次ぐかも決めましょう。
申込後に引渡日が決まったら、作業を依頼した窓口へ早めに連絡します。一度の見回りで足りるのか、売れるまで定期管理が必要なのかによっても選ぶ方法は違います。「お礼品だからお得」で始める前に、管理したい期間をカレンダーへ置いてみてください。
寄附前に埋めたい、作業の確認票
事前相談用メモ(編集部作成)
所在地・所有者・連絡先:__
希望する作業/実施したい時期:__
現地確認と実施可否の連絡方法:__
報告内容・写真・送付先:__
作業に含まれないこと・追加費用:__
引渡日変更時の扱い/通常依頼の可否:__
現在の返礼品受付状態・申込先:__
ふるさと納税の控除は所得やほかの控除などで変わり、寄附額がそのまま作業費として戻る制度ではありません。返礼品を受け取れる対象者の条件も含め、市や寄附サイトの最新案内で確認してから手続きします。作業可否の返事を受けてから、お金の手続へ進みましょう。
冒頭の手順の図解を大きく見る(条件と詳しい操作は本文を参照)


